人間の裏側、醜さ、そして救われない結末――「Bitter」では、読後に少し胸がざらつくような作品を集めました。
正義も悪も曖昧な世界で、登場人物の思惑が絡み合う物語。救いきれない登場人物の思い。
読み終えたあと、何かが引っかかったまま消えない感覚。綺麗ごとでは終わらない現実の”苦み”を、味わってみてください。
300020000 Bitter ルビンの壺が割れた
この小説は、あなたの想像を超える。結末は、絶対に誰にも言わないでください。「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。
002020203 Bitter 同志少女よ、敵を撃て
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――
300010200 Bitter 儚い羊たちの祝宴
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。
300020200 Bitter 死のドレスを花婿に
ソフィーは怯えていた。かつては優秀なキャリアウーマンだった彼女には秘密があった。ときに奇行を起こし、そのことをまるで記憶していないのだ。そのせいでソフィーは職も地位も失ったのだった。
004030004 Bitter アルジャーノンに花束を
32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく…
400050000 Bitter 告白
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。
004030002 Bitter 虚ろな十字架
主人公・中原道正は、数年前に最愛の娘を殺された過去を持つ。犯人は捕まり、法の裁きを受けたものの――その“刑罰”が果たして本当に正義なのか、中原の心はずっと満たされないままだった。そんな中、彼の元妻・夏子が何者かに殺害される。
